現存する蚕室5棟のうちの1棟で、1875(明治8)年創建の建物です。他の蚕室と同様、棟梁は当時の名匠高橋兼吉(鶴岡)ら2名で、養蚕業の先進地であった上州島村(群馬県佐波郡境町)田島家の蚕室を模して建造したといわれています。
桁行21間(37.8m)、梁間5間(9m)で、2階建の上に通風換気のためにさらに越屋根をとりつけ、屋根には同8年にとりこわされた鶴岡城の瓦が使われています。
明治の松ヶ岡開墾資料や全国の土人形・土鈴などの田中コレクション(田中氏は開墾士の末裔)を展示しています。